森田欣也 逝去

今日、障がい者芸術文化祭の団体募集説明会にてスマイルの田村さんから森田さんの訃報を聞きました。昨日のことだそうです。
森田さんには今年10月に行われる文化祭の題字をお願いしていて、心良く引き受けてくれていました。驚きと信じがたい気持ちでいっぱいです。
2017年、第1回目の48時間デザインマラソンが開催され、スマイルの森田欣也さん、土山啓一さん、沖野あゆみさん、3人とのコラボが初めての出会い、短い時間だが2日間、森田さんの人柄と土山さんとのいいコンビネーションに笑い、そして、泣かされたのです。
たまたま、私のテニス仲間に伊予病院で働いていた方がいて、当時の森田さんのことを覚えていました。
入院しているときは、暴れて大変だったという。
学生時代にラグビーで脊椎を痛め、身体障害となった森田さん、青春時代を奪われてしまった若者がどんな壁を乗り越えてきたのか、どうしようもない絶望という壁を乗り越えた森田さんの気持ちは、とても慮ることなどできないものです。その強さに涙が止まらなかったのです。

「人魚姫は声と引き換えに人間になった、ぼくは体の自由と引き換えに人間になれた」

背景画は土山さん、文章は森田さんの作品に込み上げるものが止まらなかったのを覚えています。
この瞬間、「障がい者」に対しての自分の見方が変わったのを覚えています。障がいとはひと言では言えない程、幅広い。一括りにはできないのではないだろうか。
自分には経験できない世界を戦っているのです。
それにより健常者とは違う力を授かったのではないだろうか。

この年から3年間(4回)、愛媛県主催の「48Hデザインマラソン」に連続で参加することになりました。
毎年、新鮮な感動と学びを受け取っています。

森田欣也さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌

森田さんの作品は仲良しのつっちゃんことばかり、とても微笑ましい作品です

関連記事