デザインするということは・・・

デザインという仕事に携わり40年以上経ち思うこと
いろんな業種、規模、想い、目標、そして、地域性など、関わりながらいろんなことを学びました。
そして、施主が自分の経験値を高めてくれました。
商業デザインなので、認知度を高めること、売上を伸ばすこと、社会における地位を高め貢献度を高めることなど、デザインの役割として求められてきました。
でも、お金を払うのだからといっても丸投げではいけません、自分のことなんだから、過去や現状を教えていただき、一緒に悩み、作り上げていく過程を一緒に過ごさなければ、良いものには出会えません。
そして、自社(店・事務所・会社・団体・地域)のアイデンティティが何なのか知った時の気付きを喜び、今度はどう伝えるかを考えていく作業につなげていくのです。
当然、予算面(デザインにかかる経費)は、費用対効果を考えなければなりませんが、長い目で見なければ、はっきりしたことは言えません。

世の中、生き方、見せ方、全てデザインだから、皆さんデザインからは知らない間に離れられないんですよ。( ´ ▽ ` )
いかに心豊かに生きることができるか、それは、自分磨きなんじゃないかな、と思っています。
子供の頃に持っていた素敵な感性を、社会の中でいつしか隠して生きてる人が多いから。
取り戻さないといけないですね。

障がい者アーティストと関わり、モノづくりを考えるとき、特に上記のような気持ちになります。
自分と関わることで「障がい者」の肩書を取り除きたいと常々思っています。
そして、デザインの役割をあらためて考え直しているのです。

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