GraphicA

障がい者アートに出逢い8年、アーティスト拓実に出逢い4年、緊張したり、感動したり、思案したり、喜んだりといろんなことがありました。
「障がい者」という肩書きに頭を傾げたり、今後はどうしたらいいのか模索もしています。
拓実くんと共に歩んだ4年で感じたこと、それは拓実くんはありのままでいいということ。
絵を描くことが好きで手を汚して服を汚して夢中で何かを表現してきたこと、誰がどう思おうと好きな絵を描くということ、むしろ周りの大人が周りと比べて、虚栄心を持ってしまい肩書きや知名度を欲しがる・・・拓実くんの絵を見て、欲しいと思う人やグッズを欲しがる人がいれば、少しでも彼のギャラになることはとても自然なことだと思うのですが、無理はダメです。

せっかくデザインとコラボをして少しでも拓実くんにやりがいが生まれたのであれば、拓実くんのありのままはそのままで、できる範囲で絵を描き続けて欲しいと思うのです。
拓実くんとお母さんには、今まで描きためた絵をデザインとして加工することを承認していただいております。
お互いの感性がぶつかり合って表現していく「遊び」を「GraphicA」グラフィカと名付けました。
Graphic Artの略語です。

今までもグッズの中に拓実くんの絵を、また、絵のフォルムを活用したグッズを製作してきました、さらに、進化した表現に挑戦してみたいと思うのです。
拓実くんの原画とGraphicAの表現、拓実くんの了解を得ながら生み出していこうと考えています。
物言わぬ拓実くんが何を考え、何を感じ、どんなストーリーを持っているのか想像しながらカタチ作っていきたいと思っています。

拓実の頭文字「t」
拓実の描いた表情豊かな線画を集めて
恐竜の一鳴き「Gaooooh」

恐竜が集まって・・・
喧嘩か、じゃれ合ってるのか、会議中なのか

チビクロサンボじゃないけれど、恐竜が尻尾を追いかけて、ぐるぐる回る

さて、今後、パネルアートになるのか、面白グッズになるのか、展示会でお披露目なのか、じっくり面白おかしく進めて参りたいと思っております。
Graphic Art Collection が今後、広まって行きますように。

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