Leon&Maron

小型犬ながら警察犬として活躍するLeon、そして、やさしいお父さんのMaron
愛する犬たちをグッズにしたいという依頼でデザインに携わりました。
イラストは隅川直美さん、提案するためにいろんなパターンの表情を描いていただきました。
オーナーは隅川直美さんの絵のファンなので、イラストを中心にデザインを考えていきます。
選んでいただくつもりの３案、全て使いたいという事でグッズ展開が始まりました。
打ち合わせ時に会ったレオンとマロン、会っておいてよかったです。
性格や雰囲気を感じる事でデザインに活かすことができます。

クリアファイル・缶バッチ・Tシャツ・トートバッグ・一筆箋・バンダナ（ハンカチ）
展開するものが決まり、内容を詰めていく訳ですが、校正や納品で伺ったとき、レオンとマロンが「また来たか」と近づいてきてペロペロと顔を舐めてくれます。
嫌われなくて良かったとほっとするのでした。

Tシャツの仕上がりでのミス（センターがずれていた）には驚きましたが、遅れながらも無事納品できました。

最初は「ここまで愛されて幸せな犬達だなあ」と思ったのですが、レオンとマロンに癒され、愛することに幸せを感じているのはオーナーご夫婦なのだと今は思っています。
昔見たアメリカのドラマ「ラッシー」を思い出しながら、人間と犬のいい関係を拝見することができました。
ありがとうございます。

AD：池田武仁
D：池田武仁
Ir：隅川直美

私も子供の頃、犬を飼っていました。
名前は「コロ」、小型の雑種ですがとても可愛いかったのを覚えています。
当時は庭に犬小屋、屋外で飼うのが常識でした。
リードをつけて散歩するとき、「もっと自由に走らせてやりたい」といつも思っていました。
ドックランなどない時代、野良犬の事故などもあり、世は犬に対して神経質だったように思います。
散歩も犬小屋にもリードをつけたままの飼い方だったのです。
老衰で亡くなりましたが、何か不憫で、子供心に「こいつの一生ってどうだったのかなあ」と思っていたのを思い出します。
それから犬は飼っていません。

だから、自然体の人間と犬のいい関係を見ると、何か安心するのかあったかい気持ちになります。