ハイブリッドに電気自動車、ガソリンから電気、水素、はたまた空飛ぶ自動車と、未来だと思う場所へどんどん加速している現在。
どこまで見ることができるのか、どこまで体験できるのかわかりませんが、昔のようにクルマに魅力を感じなくなりました。
機械なのですが、部品を変えたり、パーツを変えたり、エンジンを調整してタイヤやホイルを自分流にして修理して機嫌をとりながら愛着が湧いていた昔と違い、インターフェイスでしか接することのできないクルマは、いくら乗り心地が良くて故障も少なくても、何か物足りない。おまけに自動で運転してくれるなどもっての外です。
人間と機械が、付き合うごとに徐々に仲間になっていくような感覚はありません。
自動運転までいくと、まるで個人仕様の公共交通機関のようにしか感じません。
今、お付き合いいただいているガリレオコーポレーション、クルマを販売していますが、加速するクルマ環境の変化をどう捉えているのか、とても気になるところです。
48年前に中古のバスの前で創業した会長の想いはいつも一歩先を考えています。
話を聞いていても面白く、「夢実現」がキーワードになっていたなぁと思います。
そして、環境問題にも関係のあるエネルギー問題、車の未来を提案する場が「G-ZONE」に表現されることを楽しみに、お仕事させていただきました。
GARIREO G-ZONE

自分の思い出ですが、初めて買ったクルマは「ギャラン1800ノッチバック」車の整備店に並んでいたのをバイト代を貯めて買いました。確か23万円だったと思います。1800ccのSOHCのエンジン、DOHCの車は高嶺の花でした。そして、遠出しても、いつエンジンが止まるかヒヤヒヤして運転していた頃がとても懐かしい。
エンジンが止まったとき、道路の真ん中で押しがけしてエンジンがかかったときの喜びは、今考えるととてもピュアだったと思います。
その後、プラグコードを替えたり、ポイントをいじったり、タイヤやホイールを替えたり、終いに全塗装して自分オリジナルのクルマにしていきました。
学生時代にガソリンスタンドでバイトをしていたこともあり、ガソリン代を一月4万円以上も使っていて、ツケにしてもらった思い出もあります。
便利で賢い機械や道具たちが進化し、キャブレターではなく電子制御が当たり前になり、簡単に機械いじりもできなくなりました。
人と人に限らず、人と物のコミュニケーションさえ無くしつつあるように感じ、さみしい思いです。